1300年のときを超え、受け継がれた、幽玄の宵景色。
1300年のときを超え、受け継がれた、幽玄の宵景色。
鵜飼とは、鵜匠が水鳥の「鵜」を手縄で操り、川魚を捕える伝統漁法です。
闇に包まれた川に鵜舟を出します。鮎が篝火の明るさに驚いて、キラリと光をはねかえしながら逃げるところを、鵜がくちばしで捕えます。鵜の首にまかれた首結と呼ばれる紐によって、ある大きさ以上の鮎は飲み込めません。
10~12羽の鵜を1人で操る鵜匠の技は見事。
鵜匠が鵜をはげます「ホウホウ」という掛け声や、船頭が船べりをたたく「ドンドン」という音、櫂の音、篝火(の松)がはぜる音は、1300年の時を超えて人々を風流の世界にいざないます。
鵜飼は現在、日本の数カ所で行われていますが、岐阜県の長良川(岐阜市と関市)で行われる鵜飼は日本唯一の御料鵜飼を行っています。長良川の鵜匠は宮内庁式部職鵜匠という役職が与えられています。
長良川の鵜飼は織田信長公や徳川家康公など、歴史を彩った権力者たちに愛され、守られてきました。芭蕉やチャップリンもこの情景に感動しています。
鵜飼は川岸から自由に見学していただくこともできますが、より近くで鵜匠の技や魚を捕らえる鵜を見るためには、鵜飼観覧船(お客様用の屋形船)にご乗船いただくことをおすすめします。
川から見る景色は一味違う風情があり、非日常の雰囲気を味わうことができます。
【鵜飼観覧船】
観覧船は、鵜飼観覧のお客様が乗る船で屋根つきの屋形船です。
15人乗り~50人乗りまで5種類の大きさの船が約45隻用意されています。
乗り合わせでご利用いただく乗合船とグループごとに貸切でご利用いただく貸切船があります。
(どちらの船をご利用いただいてもご覧いただく鵜飼は同じものです)
※乗合船は船内禁煙です。
長良川畔のホテル・旅館では、
鵜飼観覧船の乗船と、宿泊・お食事などをセットにした、
便利な“鵜飼パック”をご用意しております。
鵜飼観覧船事務所へ電話またはWEB予約
※食事は含まれません(持込可)
問岐阜市鵜飼観覧船事務所
Tel:058-262-0104
URL:http://www.ukai-gifucity.jp/ukai/
旅行代理店
※観覧船予約のほか、鵜飼を組み入れた旅行プラン有り
問お近くの旅行代理店へ
既存の鵜飼観覧船を改造し、令和4年5月に今までにない3隻の新たな高級観覧船を就航します。
【闇に溶け込み、呼応する3つの舟】
絵画から着想を得た3色の船「白」・「藍」・「橙」
高級観覧船3隻は、岐阜市を代表する画家 加藤東一氏が描いた「総絡み(鵜飼)」で表現された印象的な色彩「闇の中に光る青白 い月の光」、「深い藍色の金華山」、「橙や緋色などの篝火」をそれぞれテーマカラーとして内装に用いています。
■ 定員・料金・お申込み
(1)鵜飼観覧船事務所へ直接申し込む方法と、
(2)ホテル・旅館の鵜飼パックへ申し込む方法
があります。
詳しくは、長良川温泉のホテル・旅館へ直接お尋ねください。
●室内空間
・従来の座敷形式でなく、両側にソファ席を配置しており、遮光カーテンにより快適な空間で鵜飼開始までお過ごしいただけます。また、調光可能な間接照明が空間を優しく包みます
・従来の観覧船と異なり下足のままご乗船いただけます
●テーブルレイアウト
・船内で食事をする場合や食後に乗船する場合など、利用状況に合わせテーブルのレイアウトをあらかじめ選択することが可能です
・船内での食事については持ち込みとなります。旅館やホテルの食事付鵜飼パックの利用のほか、仕出し屋等へ依頼することも可能です
※詳細はぎふ長良川の鵜飼ホームページでご確認ください
●高ポジションでの鵜飼観覧
狩り下り、付け見せに関わらず、乗船日に提供できる最高の鵜飼観覧をお届けします
※狩り下り…観覧船と鵜匠の舟が並走し鵜飼を観覧
※付け見せ…観覧船を河川敷に停泊させその前を通過する鵜匠の舟を観覧
●鵜匠による個別の鵜飼説明
河川敷に停泊中の観覧船で鵜匠が特別に鵜飼説明を実施します
※但し、御料鵜飼日は適用除外となります
●あがり(漁の片づけ)を鑑賞
鵜飼終了後に鵜匠が漁終いを行う様を間近で鑑賞いただきます
●専用タラップでの乗下船
高級船専用のタラップで乗下船いただきます
※河川の水位によっては使用できない場合があります